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医療レーザー脱毛副作用ひざ下の場合

脱毛
2010.06.06.日曜日
脱毛 | 2010.06.06.日曜日

医療レーザー脱毛機は、
ほとんどの機種で、
冷却装置がついていて、
副作用が少ないです。
特に、
厚生労働省認可の機器に関しては、
その安全性と効果に関して、
いわゆる”お墨付き”が
与えられています。
しかし、
それでもまれではありますが、
副作用があります。
副作用として多いのが、
湿疹、かぶれ、色素沈着です。
医療用レーザー脱毛に限らず、
脱毛の原理は、毛根毛乳頭に
熱エネルギーを加えることで、
毛根を変化させ、毛を生えて
こなくします。
このときに、毛のみに
熱エネルギーが加わり、
他の皮膚の部分には、
熱が加わらないように
工夫されているのですが、
それでも、少しは、
皮膚に熱が入りますので、
軽い熱傷状態になります。
その程度はごくごく
弱いものですので
ほとんど副作用が
出ないように設計されています。
そんな中でも、
部位別では、
ひざ下(下腿)が、
他の部分に比べ
副作用が出やすい傾向があります。
原因はわかっていませんが、
私の想像ですが、
循環状態が原因と思います。
ひざ下は、心臓から遠く、
末梢の血液循環が悪く、
仮に、レーザーで、
同じダメージを受けても、
他の部位に比べて
回復力が弱いのだと思います。
また、
副作用を悪化させる要因として、
乾燥と日焼けがあると思います。
ひざ下が乾燥肌の人は、
意外と多く、
注意が必要です。
日焼けは、
ひじ下や顔面に比べ、
ひざ下の日焼けは少ないですが、
処置前も処置後も
注意が必要です。
特に、
1ヶ月以内に日焼けした場合は、
処置は延期したほうが安全です。
では、もし副作用として
湿疹ができ、色素沈着が
残ってしまった場合は
そうすればよいでしょうか。
まず、
湿疹予防には、
処置後すぐに、炎症を抑える軟膏を
塗っていただき、自宅でも少なくとも
2日間は軟膏を続けていただきます。
それでも、
色素沈着になったしまった場合は、
脱毛をいったん延期していただきます。
レーザー脱毛による、色素沈着も
新たにシミを作るようなことを
しなければ、いずれは消えますが、
他の部分に比べ、
ひざ下の色素沈着は
消えるのが遅い傾向があります。
これも、ひざ下が、
末梢循環が他の部位より
悪いためだと思います。
当院では、
ビタミンCローションを、
1日1回または2回、
使っていただきます。
併用して、
ビタミンCの内服や、
色素沈着を薄くする内服も
飲んでいただくこともあります。
さらに、
より効果を出すためには、
色素沈着を薄くする軟膏を
使っていただきます。
ひざ下の色素沈着は、
何もしない場合でも、2年あれば、
薄くなるといわれていますが、
しかし、
現実問題として、2年間は
大変長い期間ですので、
具体的には、
Cローション、内服、外用の
併用療法で、より早く、
色素沈着を薄くしていきます。
このように、
適切な治療と、正しい知識で
安全に確実に、医療レーザー脱毛を
行っていきます。

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